リーグ・ワン2024-2025シーズン予想：3月Optaスーパーコンピューターデータ更新

シーズンも残すところあと数週間となり、Optaスーパーコンピューターが更新したリーグ・ワン予想と、それを裏付ける基礎データを分析する時が来たようです。

バーミンガム・シティ、ハダースフィールド、ボルトン・ワンダラーズといった強豪が昇格争いを繰り広げることが予想される中、2024-25シーズンに向けて、近年のリーグ・ワンでは最強の布陣のひとつと言われています。

イングランド3部リーグは期待を裏切らず、バーミンガムが首位を独走。

各チームともシーズンは残り8～10試合。 オプタ・スーパーコンピューター月末に行われるトーナメント1回戦、そして5月初旬の最終戦のホイッスルまでの間に予想されること。

昇格決定戦

チャンピオンシップからの降格は、バーミンガム・シティ・フットボール・クラブの歴史の中で最も暗い日のひとつでした。しかし、物事は常に夜明け前が最も暗い。

NFLのレジェンド、トム・ブレイディが共同オーナーを務めるクラブは、ストライカー、ジェイ・スタンスフィールドに1000万ポンドという破格の移籍金を支払うと報じられるなど、この夏に多額の投資を行う意向を示しています。

その投資は実を結び、元フルアムのストライカーは今シーズンのリーグ戦27試合で16ゴールを記録。リーグ・ワンでは36試合を消化して勝ち点83で首位に立ち、3位のウィコム・ワンダラーズとは1試合消化が少ないものの12ポイント差。

というのも、バーミンガムはOptaのスーパーコンピューターが実施した1万件のシミュレーションのうち、トップ2に入っているからです。バーミンガムがトップ2に入るには、まだ実際に仕事をこなさなければなりませんが、ここから先は全能の崩壊が必要でしょう。また、2位レクサムとの差は9ポイントで、2試合を残して99.9%でシミュレーションに勝利。

また、スーパーコンピューターによれば、勝ち点104でシーズンを終えることが可能であり、これはウルブズが2013-14シーズンに記録したリーグ1のシーズン記録である勝ち点103を更新するもの。

位ともう1つの自動昇格圏内を争うレースの方がはるかに面白い。レクサムは土曜日にストックポート・カウンティに1-0で圧勝し、1試合消化が多かったにもかかわらず、ウィコムに勝ち点3差をつけて2位に返り咲きました。フィル・パーキンソンのチームは2位となり、50.7%で3年連続のスーパーコンピューター・シミュレーション・ゲームに進出。

チェアボーイズは1月にマット・ブルームフィールド監督をルートン・タウンに移籍させ、マイク・ドッズ監督が後任。ウィコムは11月に8連勝を終えて以来、リーグ戦では連勝なし。

上位2チームに入る可能性があるのは、チャールトン・アスレチック（TP3T 2.51）、ストックポート（TP3T 1.01）、ハダースフィールド（TP3T 0.31）、レディング（TP3T 0.041）のみ。

プレーオフ抽選

プレーオフはさらに競争が激しく、スーパーコンピューター上で1万回のシミュレーションを行ったところ、少なくとも1チームがプレーオフに進出しました。

レクサムが自動昇格する可能性は50.7%、プレーオフに回る可能性は49.3%。

ネイサン・ジョーンズ率いるチャールトンはここ14試合で10勝（D2 L2）と好調で、プレーオフ進出の可能性は84.1%。しかし、土曜日のピーターボロー・ユナイテッドとのアウェー戦での0-3の敗戦は、レーダー上の一過性のものであることを願うばかり。

ストックポートはレックスハムに敗れたものの、プレーオフ進出の可能性は78.3%。デイヴ・チャリナー監督率いるチームも、最終節のウィカム戦の前に状況を確認したいところではあるものの、良い戦いを続けています。

ハダースフィールドのリーグ1での戦いは期待したほどうまくいっておらず、11試合中7連敗を喫したマイケル・ダフ監督を解任したばかり。プレーオフ進出の可能性は52.6%。

ボルトンも最近、イアン・エヴァットに代わってスティーブン・シューマッハが監督に就任。ブリストル・ローヴァーズとストックポートに連敗し、シミュレーションゲームでは36.4%でトップ6に入っただけに、プレーオフ進出には早急な改善が必要。

レディングは、ピッチ外の混乱した状況にもかかわらず、まだ昇格の可能性を残していることは称賛に値する。12月の就任以来、ノエル・ハントは彼らをプレーオフ争いに導き、ロイヤルズを倒すのは難しい。直近のリーグ戦11試合は無敗（W4 D6）で、シミュレーションゲームでは28.8%を記録し、プレーオフ進出を確定。

最近の不調にもかかわらず、プレーオフ進出の可能性を残しているレイトン・オリエント。リッチー・ウェレンズ率いるチームは、12月初旬から2月中旬にかけて15試合中12試合に勝利し、非常に好調なポジションにつけていましたが、それ以降は6試合中5試合に敗れ、プレーオフ圏内まで勝ち点5差。シミュレーションゲームではわずか14.4%でトップ6入り。

ブラックプール（1.7%）は、0.1%以上でプレーオフに進出した唯一のチーム。

降格争い

バーミンガムの昇格だけは、少なくともいくつかのチームにとっては、降格争いよりも予想しやすい。

11月にガレス・エインズワースが就任したことで、バーミンガムに3-2で勝利し、当初は盛り返したものの、それも続かず。2月に入り、マンスフィールド・タウンとロザラム・ユナイテッドに連勝し、復活の兆しを見せたものの、その後の8試合で勝ち点2を取り、最下位に転落。

シュルーズベリーは安全圏から14ポイント離れており、Optaのスーパーコンピューターは99.8%シミュレーションで彼らを格下げしています。

2月にニール・ハリス監督が就任し、監督交代を行ったケンブリッジ・ユナイテッドと僅差。ストックポート、クローリーを立て続けに破ったものの、それ以降は5試合でわずか勝ち点1。ケンブリッジはシミュレーションゲームで99.1%。

次はクローリー。スコット・リンゼイは9月にブロードフィールド・スタジアムを離れ、MKドンズに移籍。クローリーは数週間後にロブ・エリオットと袂を分かち、リンジーは先週復帰したばかり。土曜日にブリストル・ローヴァーズに1-0で勝ったものの、まだやるべきことは山積み。

残り8試合でクローリーは安全圏まで勝ち点9。一方、97.4%のシミュレーションでは、レッド・デビルスは1シーズンだけディビジョン3に戻った後、リーグ2に逆戻り。

最初の25試合でわずか2勝しかできなかったバートン・アルビオンは、12月に加入したゲーリー・ボウイヤーの下で復調。ブリストル・ローヴァーズとノーザンプトンの勝ち点差はまだ6。勝ち点差は76.0%。

イニーゴ・カルデロン監督率いるブリストル・ローヴァーズは、土曜日のクローリー戦に続き、リンカーン・シティ戦でも5-0と大敗。

ノーザンプトンはローバーズと同じ勝ち点数（42）ですが、スーパーコンピューターがオッズを7.0%しか下げていません。ケビン・ノーラン監督率いるチームはここ8試合で下位3チームと対戦しており、一方ブリストル・ローヴァーズはバーミンガムとレクサムと対戦しなければなりません。

エクセター・シティ（0.6%）とウィガン・アスレティック（0.5%）はもう安心かも。

土曜日にピーターボローがチャールトンに3-0で勝利したことも、残留への望みを大きく後押しし、現在降格が決定しているシミュレーションゲームはわずか0.2%。

予想得点表

Opta Expected Scoreモデルは、シュート1本あたりの予想ゴール数（xG）値に基づいて、各チームが各試合で獲得するゴール数をシミュレートします。そして、シミュレーションされたゴール数を使用して、試合の結果（勝ち/引き分け/負け）を決定します。各試合は10,000回シミュレーションされます。そして、各チームは、各試合の勝敗のシミュレーションされたパーセンテージに基づいて、予想勝ち点を計算することができます。

予想ゴール数には、試合の形や、シュートに至らない危険な時間帯など、多くの要素が含まれていないため、正確な科学ではないことは確か。それでも、チームパフォーマンスのバロメーターとしては十分。どのチームのリーグ戦の順位が、彼らのパフォーマンスを完全に正確に反映していないのかを確認するために使うことができます。

バーミンガムはリーグ1を支配しているとはいえ、ここまでリードしているのは少しラッキーかも。予想順位も上回っているとはいえ、現在の9ポイント差はわずか0.2ポイント。デイヴィス監督率いるバーミンガムは、本来の得点数よりも15点多く獲得しており、これは彼らがいかに効果的であったかを物語っているのかも。

ウィカムも予想通りの位置にいるものの、3ポイント強のオーバー達成と言われており、ストックポートは3位で予想合計を2.1ポイント下回っています。チャールトンの順位上昇は予想通りで、アディックスは予想合計を3.4ポイント下回っています。

レクサムは最も成績優秀なチーム。実際の順位表では2位で、それはもちろん重要なことですが、予想順位表では9位で、本来持っているはずの勝ち点を20点近く上回っています。

下位4人のうち、実際に下位4人と予想されるのは1人だけで、下位3人の中には明らかに下位にふさわしい選手はいません。

ケンブリッジ、シュルーズベリー、クローリーの予想勝ち点は、エクセター、ノーサンプトン、ブリストル・ローヴァーズよりも高い。実際、ケンブリッジは彼らより14.6ポイント下と言われており、降格争いをしているときには理想的ではありません。

ケンブリッジの予想勝ち点はレディングを上回っており、実際の順位が15位で勝ち点が29であることを考えれば、これは驚くべきこと。

だから、リーグ・ワンに関しては、私たちは予想外のことを期待すべきなのかもしれません。